25,000円以内で買えるプリアンプ、いま持っているもの6機種をチェックしてみました。
本当は現場を含めいろんな環境で使ってみないと分からないんですが、
とりあえず、さくっと使ってみた感想です。
試奏につかったウクレレはG Stringのテナー。
このウクレレには、当店でもセットすることの多いパッシブ、
「Fishman AG Ukulele」と、「K&K Aloha Twin」の両方を取り付けてあります。
ちなみに、パワーアンプはDemeterのMinnie 800D、キャビネットBAG ENDのS10X-B。
クセが比較的少ないので、プリアンプや楽器のチェックに、このセットを使うことが多いです。
一番大事なことは、お持ちのウクレレや演奏スタイル、環境にマッチするか否か、ですので、
あくまでも、当店の環境での個人的な感想ですので、ご参考まで。
1、LR Bags/Gigpro
リーズナブル、コンパクト、シンプル。
価格以上の価値あるプリアンプだと思います。操作も簡単、2バンドEQも使えます。
腰に装着可能なので動き回る方にも良いですね。
2、Trial / SINGLE INPUT PREAMP
つないだだけで”箱感”が増して、気持ちいい音です。
いわゆるEQはありませんが、”BRILLIANCE”の操作で、
耳障りな高音の調整もできます。
ウクレレにもバッチリ。シンプルですが音質重視の方におすすめ。
3、LR Bags / Para Acoustic D.I.
アコーステック用のプリアンンプ・DIの代名詞的存在。
もちろんウクレレにもマッチします。
DI、EQがついていて実売2万円以下なので、
20年以上のロングセラーも納得です。
4、Fishman / PLATINUM STAGE
定番「Para Acoustic D.I.」の対抗機種といえばコレでしょうか。
音質以外の大きな違いは、一応、腰に装着可能というところ。
ま、そのわりにはデカいと思いますが、
パッシブPUで、ステージ上で動き回る方には助かるポイントです。
DIもついていて、EQも結構使いやすくて、音質もクセが少ないと感じました。
5、ZOOM /A3
正直、直感でさわりにくい、このデジタルな感じが苦手だったんですが、
使ってみると、予想に反していい感じでした。
なれると結構しっかり音作りできると思います。
DIやリバーブ等のエフェクター類までついていてこの価格は凄いですね。
便利で、しかも楽しいです。
6、ALBIT / AU-1
差しただけで音色が”濃厚”になって、単純に良い音!と感じました。
本来2つ異なるPUのボリュームを調節し、ミックスして出力できるというコンセプトですが、
音色自体が良いので、通常の1chのプリアンプとしても優秀だと思います。
2バンドのEQと、ウクレレとギターのそれぞれの楽器の特性に合わせた
「キャラクタースイッチ」もついていて、より細かい音作りもできます。
この価格帯で選ぶ1つのポイントとしてー。
ウクレレ本体、あるいはピックアップのバランスに不満がある方は、
音の補正(帯域がかえれるEQなど)がついている、多機能系がおすすめ、
そうでない方は、ハンドメイド系もおすすめです。
また、ライブが多い方は、実際DIがついているかどうかも、
大きなポイントになってくるかと思います。
DIも奥深いのでキリがありませんが・・・。
それぞれスタイル、好み、考え方が違うので、
実際、ご自身の楽器でチェックされることをお勧めします。