GRACE design “BiX”登場。

レコーディングスタジオではおなじみ、アメリカ「GRACE design」より、
気になるプリアンプDIが発売されましたので、早速。

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以前発売された上位機種「FELiX」は、2chインプットのプリアンプ/DI。
クリアで表現能力が高くて、レンジが広くて、低ノイズ、
つないだだけで別次元の「良い音」になります。
XLRインプットも可能なので、アコースティックギター、ウクレレだけではなく、
ボーカルなどコンデンサーマイクにも使えてとっても便利。
2chインプットのプリアンプは他メーカーでもありますが、
それぞれのチャンネルでEQでき、EQした音をそれぞれ出力することも、
ミックスして1系統で出力することも可能なのはFELiXくらいでしょうかー。
ちなみに当レーベルのバンド「indigo jam unit」のライブ時は、
グランドピアノにつけるピックアップ2種類にFELiXをつなぎ、音作りをしておりました。
一見、ペダルとしては値段が高いですが、内容を考えるとかなりお値打ちだと思いますよ。
ウッドベースの方には、特におすすめです。
高品質2chミキサーとしても使える、超優秀な機材です。
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そして、FELiXの1chバージョンがALiX。
基本的には「FELiX」と使い方は同じだと思います。
アコーステッィクギターやベース、ウクレレなどの仕様用途で、
1chしか使わない場合はこちらで十分。
ACアウトがついているのも、使ってみると足下がスッキリして便利です。
キャノンインプットはありません。

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っで、上記2機種の後、つい最近発売されたのが「BiX」。
ざっくり言いますと、「ALiX」の機能を必要最小限に抑え、
サイズダウン、使い方をシンプルにしたのが「BiX」。(だと思います。)
上位2機種「FELiX」「ALiX」と大きく違うのはEQです。
上位機種はHi,Mid,Loと3バンドで、Midはフルパラメトリック、
Loはスイッチでハイパスフィルターとしても使える優れもので、
「BiX」はLo / Hiの2バンドに簡略化されてます。
(ですが、それぞれスイッチで周波数設定を変更できます。)
ブーストやミュートなどステージでは必要不可欠な機能はバッチリはいっています。
チューナーアウトはありませんが、センド&リターンがついてますので、
チューナーが必要な場合はこちらに。
電源は、上位機種と違って9VDC仕様となっているので、
ペダルボードにも組み込みやすくなっています。
音質は、やはり歪みがすくなく”クリア”。
価格が近いプリアンプいくつかと比べてみましたが、
中域〜高域の出方が上品で、透明感があります。
ウクレレ・ピエゾPUの、耳につくキンキンした音も、
EQでしっかりカットできますのでおすすめです。
やはりコレも良いですね。
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「BiX」は、ステージでの使いやすさ、機能、音質を考えると、
この価格帯では、今のところ個人的に1位です。
いろんな会場でライブをされる方や、ご自身でしっかり音を作りこむ必要がある方は、
上位機種「ALiX」をお勧めします。
特にマイクも使える「FELiX」は、仕様用途が一気に広がるので、

アコースティック系、ジャズ系の現場で重宝すると思いますよ。
店頭で試奏もできますので、お問い合わせください。