NOSTALGIA NS-2M

ちょうど1年前にスタートした「NOSTALGIA」の新作が届きました。
ブランドの詳細は過去のブログでチェックしてください。<過去リンク>

今回入荷分は、Martin Style2の雰囲気を基本に、少しアレンジしたモデル。
オリジナル(ビンテージ)の指板は12フレットまでですが、
現在のニーズに合うようStyle3同様17フレット仕様にしています。

その他、NOSTALGIAの基本スペックは同じです。

・手ノミ、手カンナ、斉藤さん一人で作成、
・接着は全て膠(ニカワ)、
・目止めはパミスを使ったタンポずり、
・塗装はセラック・フレンチポリッシュ、
・ボディ、ネック共に50年以上天乾されたホンジュラスマホガニーを使用、
・ロゼッタやバインディングは全て木製、
・Pegheads社製ペグ(4対1のギヤ内蔵)を使用

と言うことで今回は、
「Style2に近いルックスで、Style3 の音色」と言う感じのリクエストをしていました。
Style3に比べて装飾が少ない分、値段も安く設定しています。
かなりお得だと思いますよ。

そしてー。
今回はジョイント方法で音がどれくらいかわるか?と言うマニアックな実験のため、
ネックのジョイント方法以外は、同じタイミングで、同じ木で、同じ厚みで2本作ってもらいました。
もちろん手作業ですし、天然の材料なので、完全に同じは不可能なのは承知です。
でも、可能な限り同じ、塗装前のタップトーンも同じでー。

完成したのがこちらの2本。


外から見てもジョイント部分は見えないので、作業中の写真を。

*ダブテイルジョイント

*ビスケットジョイント

誰が興味あんねん・・・。

ま、続けますが、

ダブテイルジョイントは手間と時間がかかる、
ビスケットジョイントなら時間短縮できて、値段も安くできるかな・・・
それで音があまり変わらなければ、NS-2Mはビスケットで、ちょっと安くして・・・
な〜んて素人考えで思ってたんですが・・・。

基本、大きな機械を使わず、手ノミ手カンナでで作られている斉藤さんからすると、
さほど作業時間が変わらなかった・・・と言う結果に。

ビスケットジョイントで作ることを前提に、
最初から設計しないと意味がない、ということでした。

どれくらい大変なのかは、製作者じゃない僕にはわかりませんが、
よく見るとボディの上部分(接着面)もカーブしてますし、
手作業となると、これはこれで大変ですよね・・・。

*ビスケットジョイント

まーしかし…
どちらもピッタリ合わすなんて至難の技、というか無理ですね・・・。

*こっちはダブテイル

どのジョイントが良い悪い、好き嫌い、と言ってるわけじゃありません。
どの方法も一長一短、どのブランドもコンセプトに基づいて最善の方法を選べば良いと思ってます。

ちなみにノスタルジアの基本がダブテイルなのは、
ビンテージマーチンがそうだから、という理由で。

肝心な音について。

一応、斉藤さんからどっちがビスケットか、ダブテイルか、
答えを聞く前に、数十分弾いてチェックしてみました。
もう、ほとんど一緒なんですが、少し高音弦の聞こえ方が少し違ってました。
斉藤さんも同じ感想でした。

まー、個体差かもしれませんし、
時間が経つと変わってくるでしょうー。
いつかまた同じような実験してみたいなーおもてます。

いろんな方に好きな方選んでもらったとしても、
おそらく結果は半々になるとは思いますよ。
それくらい、どちらもよくなっていて、良い感じなんです。

調査結果を踏まえて、今後はNS-2Mもダブテイルジョイント、ということになりました。
斉藤さん、ご苦労様でした。

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