ソフトメイプルのキルト杢。
エレキ界では人気でハイエンドメーカーでよく見かけますが、
ウクレレではあまり使われていない印象です。
こちら、G Stringのシグネチャーモデル。
この辺りだと4A〜マスターグレードって言っても良いんじゃないでしょうか。
こんなサイドバックがキルト、スプルーストップはたまに見かけますが、
トップ材にもキルトを使った、下の写真のようなオール・キルトは珍しいです。
Lotus Acoustics Grand Tenor
良質なキルトメイプルが希少で高価、
それからウクレレでは圧倒的にハワイアンコアが人気、ということが
あまり見かけない一番の原因だと思いますが、
もう1つ考えられるのが、材の性質。
キルトは”板目”に出る杢なので、
動きやすく、製作上の注意・経験が必要、ということがあると思います。
特にトップに板目材はほぼ使うことはありません。
当店在庫だと、メイプル以外だとホンジュラスマホガニーくらいです。
ちなみにこちら、カーリーメイプル(トラ杢)は柾目にでます。
主にエレキ業界では重宝されていることもあって、ハイグレード材はかなり高額。
で、エレキには使えないくらいのサイズ(おこぼれ)をお安く譲っていただく、
もしくは、日本の材木屋さんに眠っているものを探す、
今後もそんな感じで、良材が手に入ったタイミングで、
腕の確かな製作家さんに依頼しようと思っています。
NOSTALGIA NS3QM
KOU ukulele CEDQM-LN