バーフレットについて

通常は頭が丸い、キノコようなT字型のフレットが使用されていますが、
1934年までのビンテージ・マーチンでは板状のフレット”バーフレット”が使われています。

こちらバーフレット。

こちら通常(T字型)のフレット

この度ビンテージマーチン・サウンド再現がテーマのNOSTALGIAで、
バーフレット仕様を製作することになりました。

ルシアーの斉藤さんは、普段古楽器を作られているので、バーフレットはお手のもの。
ですが、ウクレレ用の(市販の)バーフレットがなかなか見つけることができず・・・、
結局、洋白板から手作り、ということになりました。

真鍮よりも硬い素材を、機械を使わず1本1本ノコギリで切断。
いやいや、恐れ入ります。

製作時は本物を横に置き比べながら、細部まで忠実に再現されています。

フレット端の処理も特徴的。

斉藤さん曰く、
フレットが売っていないので作るのは大変ですが、
ネックの”鳴り”が変わって音もいいですよ、とのこと。

で、完成。
ディットソンのドレッドノート型、
ヘッドにカイトインレイが入ったエンプロイーモデルです。

バーフレットの影響がどれほどあるのかわかりませんが、
こちらの個体、今までの中でも一二を争う音量です。

フレット自体も細く、バーフレットの形状の特性上、
少し引っ掛かりを感じる方もいらっしゃると思いますが、
個人的にはそこまで違和感はありませんでした。

かなり良い感じでしたので、
バーフレット仕様をオプションとして取り入れることになりました。
ビンテージマーチンのリフレットもご相談ください。