Craft Musica “Hit The Road To Dreamland”

昨年、埼玉県にある「クラフトムジカ」工房を訪ねました。
ビルダーは、家具職人として8年のキャリアを積んだ後、
弦楽器ブランド「クラフトムジカ」を立ち上げられた、高山康夫さん。

案内してくれたのはfinewoodの森さん。
作戦会議中です。

高山さんがお持ちの材は、今回森さんにご用意していただいたキューバンマホガニー。
近年ものとのことですが、もちろん他の種類のマホガニーよりは当然貴重で、
優秀な材だと思います。

この貴重な材から、ネック・バック・サイドを、惜しげも無くくりぬく、と。
トップ、指板以外がワンピース、という状態です。なんと贅沢な・・・。
ですが、この材からコンサートが2台とれるということに。

トップ材は、私がご用意を。
一本はウクレレらしく、やはりコアで。もちろんこの仕様なので特別なコアを。
もう一本は、よく響いて、ルックスも良いカーリーのはいったレッドウッドを、
ということに。

そして、ボディバインディングと、指板のセンターにロープ柄をお願いしました。
ちなみにこのロープバインディング材も、
メイプルとローズウッドで高山さんが手作りされています。
こんな感じで。

それから数ヶ月が経ち、今年になって、
製作スタートのご連絡をいただきました。
こちらが途中の写真です。
(こんな製作途中の写真、初めてみました。)

そしてそして、先日ようやく2本到着!
モデル名「Hit The Road To Dreamland」。
1956年のジャズの曲名で、
「名前が好きでいつか使ってみたかったんです」と高山さん。
素敵ですね、数字やアルファベットじゃないモデル名。
この曲が気になる方はコチラ

ヘッドのインレイです。

やっぱり、ここ。
本来、ネックとボディのジョイント部分。
超スムーズです。
そりゃそうです、ジョイントしてませんから。

トップも強烈ですよ。
上がハワイアンコア。文句無しのマスターグレードですよね。
下はカーリー・レッドウッド。
このコアに比べれば少々地味ですが、
こちらもとても古いもので、貴重で、良いトップ材です。

指板とボディーのロープ柄、やっぱりカッコいいです。
よく通常使われているロープ・パーフリング材は、もう少し明るい配色ですね。

そして、指板、ヘッドプレート、ブリッジはハカランダです。

スペックに注目しがちではありますが、
弾き心地がとても良く、
薄めのボディーならではの抱えやすさや、
レスポンスの早い、はじけるような音色も特長です。

コアは、パン!っとあかるく、
レッドウッドは、ポン!と、コアに比べてふくよかな音色。
ぜひ、2本弾き比べをしてほしいです。

今回は、森さんにのせられて(?)、
贅沢な材の使い方をさせていただきましたが、結果、大満足。
材も、デザインも、弾き心地も、音色も、名前も、
全てが個性的で、唯一無二の特別なウクレレになったと思ってます。

価格はそれなりにしますが、
それ以上に満足感が得られると思います。
ぜひ店頭でお試しくださいませ。

ちゃんとした写真はコチラにアップしています。