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Eric DeVine / DeVinde Guitars & Ukuleles
▶フルネーム?
Eric James DeVine。1975年、シアトル出身。
▶すきな音楽
ジャズ、シンガーソングライター、ロック、いろいろ。
いつでも新しい音楽を聴いてみたいと思っています。
▶楽器演奏?
メイン楽器はベースでした。昔はよく弾いていました。
今は楽器製作の方、集中しています。
▶音楽以外の趣味は?
もちろん、ハワイに住んでるのでサーフイン、パドリング、
ハイキングなどアウトドア全般。
出きる限りアクティブな生活しています。
最低、週5〜6回は海に入りたい。(笑)
▶ウクレレ製作のきっかけ
本当に偶然です。 お父さんは住宅建築会社やっていて、
そこで働きながら音楽をやってました。
それで、自分のギターを作ろと思ってて、作りはじめました。
2001年、25歳くらいの時です。
▶製作方法はどこかで習いました?
基本的には本で、数年間自分で勉強しました。
それから、Steve Grimesに出会って、
質問があるときはいつもアドバイスしてくれました。
「こうやった方がいい」とか「こういうオプションもあるよ」とか。
すごくいい関係で、先生みたいな人。
近くに居たのは助かりました。
▶製作理念
ソフトで、ダイナミックなプレイヤースタイルに合うウクレレを作っています。ウクレレは、”ポンポン"とパーカッシブなサウンドとおもわれていますよね? 僕の場合は、もっとサステーン、もっとダイナミクスがあるウクレレを作りたい。
全ての音一つ一つを聞こえるようにしたい。
例えば、ジャズにも合うとか。
▶製作過程
メインのパーツはバッチで作ります。
ネックは一度に50〜60本、ブレース、ブリッジもそれぐらい。
ウクレレは、同時に2〜3本つくります。
それをスプレーして、ラッカーが乾く間に、
次のバッチをスタートします。
年間のペースは、多分20〜25本ぐらいだったけど、
今年はもちょっと効率よくなってるので、
30〜35本できるかもしれません。
ギターも年間数本だけつくってます。
ウクレレの需要の方が全然多いです。本当に凄い!
▶ウェイティングリスト
だいたい、2〜3年間ですね。 いつもそれぐらいになっています。
▶自分のウクレレは?
自分のウクレレを何度も作りましたが、 完成近くまできたら、
誰かが欲しくなるんで、「じゃあ、これを売ります」。(笑)
いつもそんな感じです。
▶今、自分のを作るとしたら?
そうですね。やっぱり、ここにあるのウクレレがバッチリですね。
いつでもブラジリアンローズウッドと、
古いレッドウッドでウクレレ作れば、最高ですね。
▶すきなデザイン
シンプルが好きです。もちろんお客さんの希望によります。
すごく豪華なもの欲しい言われたら、少し抑えることを考えます。
インレーを作るのも好きですけど、エレガントで、
ちょっと控えめな感じでいいと思います。
絵みたいなウクレレ、どこにでもインレーがあるより、
小さな、デコレーション系の方が好きです。
やっぱりこのウクレレみたい、
少し装飾してるけど、やりすぎじゃない。
大きな絵より、アクセントだけが良いですね。
▶一番好きな木
一番好きな木は、やっぱりブラジリアンとレッドウッドです。
コアで作るのも好きですよ。美しくてすてきな木です。
一番大事なところ「音のクオリティー」に関して、
ブラジリアンとローズウッドは最高です。
▶ブランド名の由来
本名です。一番シンプル、それで。 ロゴは他の人が考えてくれて、
「V」のまわりに「vine」(ブドウの木)がある。
名前と関係あるのものですごく好きです。
▶DeVineの名前、意味は?
全くわかりません!(笑)
▶他に興味あるウクレレはあります?
時間なくてウクレレフェスとかほとんど行かないので、
他のビルダーの楽器を見る機会がすくないんです。
今日, Steve Grimesのウクレレを見せてく本当に嬉しい。
Steveはぼくのヒーローですけど、
ウクレレは2〜3本しか見たことないんですよ。
僕のリストでは、彼はトップの方入っています。
Maui MusicのPeter Liebermanもすごいウクレレ作っていますね。
毎年良くなっているし。
彼もいつも自分の知識とスキルを向上させるタイプですね。
だんだんハイエンドの方向に行っています。
それを見るだけで嬉しいです。
本当にすごいウクレレ作っています。
そうですね….上手なビルダーいっぱいいますね。
▶DeVineのセールスポイントは?
ないです。正直に。(笑)
ただ、一番いいウクレレを作りたい。
トップを目指して、そのレベルまで行きたい。
どこでも探しても、「これよりいいウクレレを見つかりません」と
いえるウクレレ作りたい。
2001〜2002年、製作を始めた当初と変わっていません。
今もそう思っています。
そのときはまだ世界のウクレレブームはなかった。
日本のウクレレブームは早く、そこから世界に広がってると思います。
ラッキーなことに、世界で人気になったとき、
僕のウクレレは、まあまあいいレベルまできていました。
はい、セールスピッチかセールスポイント、本当にないです。(笑)
出来上がったら、渡す。そんな感じです。(笑)
Ukulele Gallery: DeVine
直訳ではございません。頑張って訳してはいますが、
完全に合っているかどうかは分かりませんので、ご了承ください。
意味が間違っている場合は、ご指摘いただければ助かります!
basis records