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Noa Bonk / Ko'olau Guitar & Ukulele Company

▶名前?

リョウ・ノア・ボンク 1974、生まれ、ビッグアイランド、ホノカア。

▶音楽?

子供の頃はハワイアン音楽、カントリー、R&B・・・。
ジョニー・キャッシュから ドック・ウォツオン、ビートルス、
マイケルジャックソン、ラップなどなど。
今、車のCDプレイヤーに入ってるのは・・・
Bob Marley, Little Dragon, Coldplayと ハワイアン一枚。

▶楽器は?

昔はバイオリンやってたけど、あまり興味なかった。
そのあとはギターとウクレレも やってた。
でも、年とってだんだん弾くのは減っています。

▶音楽と楽器をつくるの以外の趣味は?

サーフィン大好きです。いつも海に入っています。
子供と一緒にビーチで遊んだり、 ダイビングしたり。
昔はよくダイビングしてました。ウッドワークも好き。
家のいろいろを作るとか。

▶楽器作り

初めて作った楽器は高校2年生の時ですけど、10歳ぐらいから
ワークショップで いろいろ手伝ってました。
サンディング、ペグ交換、楽器をばらす、簡単なリペアーなど。
初めて作った楽器はギターでした。
ウクレレは高校卒業のあとに始まった。多分19歳頃。

▶子供の頃ワークショップで?

そうですね。色んなリペアーとかしてました。
その時のメインの仕事はリペアーだった。
お父さんはそれやりながら、ハイエンドカスタムギターとか、
マンドリンなどを作ってた。
僕も手伝ってたけど、リペアーの方が多かったです。
これを仕事にしたい、と思ってから、Martin Guitarの
オフィシャルリペアマンの資格をとって、その後Taylorと Fenderも。
それからCharles Foxの学校でレッスン行って、ミシガン州で、
Brian Galloupと勉強して・・・。
お父さんの知り合いで、色んな人を紹介してくれました。 ウクレレが人気になったときに、
お父さんから、ウクレレの作り方を勉強してきてと言われて、
それから、ウクレレ始まりました。 今、22年ぐらいやっています。

▶ブランド名?

Ko’olauの名前は、お父さんと僕、二人とも楽器を作ってて、
義理の父なので、ラストネーム違うからブランド名を考えました。
そのときのワークショップはKaneoe方に あって、
外を見たらKo’olau山脈が見えたんですよ。それでKo’olauにしました。
すごくドラマチックな山脈です。
高くて、急なスロープ、滝も多い。バッチリと思って、決めました。

▶他の先生、影響された人は?

あったことある人、みんなです。
一緒に勉強したビルダー、働いたことあるビルダー、 会社も。
アメリカン・ルシアー・ギルドのメンバーになったら、
その雑誌を読むだけでも 勉強になります。
色んな人を見て、色んな勉強して、あっちこっちからコピーして、
自分のものにする。
ライアン(スタッフ)もそう。
ここで一緒に働いてて、彼からもいろいろ 教えてもらった。
もちろん、逆にこっちからも教えてます。
それはルシアーの特別な一つですね。
色んな人からコピーをするけど、ミックスして、自分のものにする。
初めてコピーしたウクレレはMartin Tenorでした。
一本もってました。音も気に入ってって。
年何百本も修理してて・・・
ばらして、いいところ見て、だめのところも分かって、経験増やして、
自分のインプットも足して、ちょっとづつ上手になってきます。

尊敬してるビルダーを言いましょうか?
そうですね、だれを尊敬してるかな・・・。
Casey Kamakaは素晴らしいです。尊敬しています。
すごくいい楽器作っています。
Chuck Moore、スタイルが好きです。
アーティスチック、美しいインレー。
あと、あったことはないけど、Hiveウクレレの人もすごい。
バージニア州ですかね?いい楽器作っていますね。
違うスタイルで作っているかも知れませんけどー。
弟のお店で色んなウクレレ 見れるから面白いです。
クラフトマンシップを見て、ジョイント、プレイアビリティ、
フィニッシュ・・・全てをチェックできます。
Lymana、彼もいい楽器作っていますねー。
今思い出せるのはそれぐらいけど今はいいビルダーいっぱいいます。
僕らが始めたときm ハイクオリティーなウクレレを作ってたビルダーは
数人しかいなかった気がします。

Ko'olau Guitar & Ukulele Company - Noa Bonk

Ko'olau Guitar & Ukulele Company - Noa Bonk

Ko'olau Guitar & Ukulele Company - Noa Bonk



Ko'olau Guitar & Ukulele Company - Noa Bonk

Ko'olau Guitar & Ukulele Company - Noa Bonk

Ko'olau Guitar & Ukulele Company - Noa Bonk

Ko'olau Guitar & Ukulele Company - Noa Bonk

Ko'olau Guitar & Ukulele Company - Noa Bonk

▶考え方。

多分、僕らがちょっと変わってるポイントは、
ギターみたいな作り方をしている、ということです。
ブレーシング、ボディーの深さ、サイズ・・・、
トラディショナルなウクレレの作り方と比べたら、
いろいろアプローチが違います。
ギター製作は昔から製作方法のスタンダード(ルール)があるので、
レベルが高いです。ウクレレは、以前はハイスタンダードがなかった。
例えば、僕らはボディーとネックを別々でフィニッシュします。 昔、ウクレレビルダーは それをやっていなかった。

ブレーシングはクラシックギターの方が似てます。
ブレーシングの付け方、 接着の種類、カーフライニング。
そうですね、小さなギターみたいのアプローチです。
ただのウクレレを作りたいのじゃなくて、
一番最高なものを作りたいですね。

▶今まで作ったウクレレの中で、スペシャルな一本はありました?

・・・・ないと思います。
何がいいのはいつも変わっていくから。
今週作ったの 一本は今は一番好きかも知れないけど、
次に作る一本もそうかも。
いつも、色んなところを ちょっとずつ変更しているので、
新しく考えたことが上手くいったら、その一本が一番好きになります。
あと、気に入ってるの木がいつも変わりますね。
例えば、今月は コアばっかりの楽器を作って、
そのあとrosewood/spruceの一本作ったら、
全然違うから、それ気に入ります。
すごいレッドウッドが入ったら、半年間レッドウッドばっかり使って、
最高と思って、シーダートップ一本作ったら、
シーダーを気に入ってしまします。(笑)

▶今作ったら、何が作りたい?

2本でもいい?
じゃあ、Cuban Mahoganyバックとサイド、レッドウッドトップ。
あと一本Miloでspruceトップかな。そうですね。あの音好きです。
深くて、メローな音がいいですね。
Cuban Mahoganyで作るのはすごく楽しいです。夢みたいな木です。
フィニッシュ塗ったら めっちゃ綺麗。だんだん深い赤がでます。
他のメーカーはよく木を染めますけど、 ぼくらはそれやってない。



▶Cuban Mahoganyのすごいポイントは?

例えば、料理の安い切れ味の悪いナイフと、マスター寿司シェフの包丁。
それぐらい違います。
Cuban Mahoganyはサンディングのときもすごい、
曲げるのも、削るのも簡単・・・トーンもいい。色も綺麗。
得にカーリーな板。本当にいい楽器作れます。

▶日本製マスターシェフ包丁持っていますか?

最近ゲットしました。(笑)
寿司シェフやってる友達がいて、トレードショーで買っでくれました。
料理を作るのも好きですよ。
ルシアーにならなかったら多分シェフになってます。
レストランとかも働いたことあります。すごく好きです。
ワークショップで日本製の道具を使ってて、
家に帰ったら日本製の包丁使っています。 最高です。(笑)

▶カスタムウクレレ頼むとしたら、だれに電話する?

まあ、先に言った人たちかな。Casey, Chuck, Hive。その3人。
3人とも違うスタイルで作っています。音も全然違います。
何でも作ってくれたら、幸せになりそう。

▶ボイシング

例えば、お客様がAll Koaのウクレレを欲しかったら、
どんな音が好きのは だいたい分かります。
でも、もっとローが欲しいとか、
音楽タイプに合わせて欲しいときもあります。
もちろん、ぼくが好きな音で作りますけど・・・。
濃くて、密度高い、固いコアなら、ミッドと ハイが多いので、
バックを薄くにして、トップのブレーシングを少し低くにして、
そうするとちょっと暖かい音がでます。
作りながらずっとタップしています。
タップして、ブレーシングを削って、またタップして、
完璧になったらトップをボディーに付けます。
そこからボディーをタップする。
エッジを少し削って、またタップして、
だんだんで欲しい音にでてきます。

▶ピッチは決まっていますか?

いえ。ターゲットにしているピッチはないです。
まあ、もちろん音程を探してるけど、 例えば、
機械でチェックするとかはしないですね。
自分の耳だけで、経験と比べて、いい音がでるまで頑張ります。
いつも、ちょうどいいポイントまできたら、音はオープンになります。
ボディーが急に鳴ります。そのときに、あ!でてきた!みたいな感じ。

楽器にもよるけど、決まってる音程まで追い込むと、 楽器が弱くなる可能性があります。
まあ、今は音がいいかもしれないけど、5年後にボディーが持たない、
壊れます、 あの決まってるピッチまで頑張ってたから・・・とか。
まあ、それはぼくの考え方ですけど。

やっぱり、リペアーの仕事を長い間やっていたので、 何がだめで、
何がOKか、よく分かります。それぞれの木、板によります。
全部の板は「同じピッチ」=「バッチリなピッチ」ではないですね。
この板はこのピッチがいい、あの板はあのピッチの方がいい。
聞いたらわかります。

▶ボディーのピッチがGCEAの音程にならないようにします?

いえ、やってないです。色んな話、読んだことありますけど。
チューニングするとか、 フリークエンシーの話などなど・・・。
あ、誰かがその方法で上手くいってるなら良いことですけど、
でも、その一点で成功している人は、聞いたことないです。
それだけで他のビルダーのウクレレより、
ずいぶん違うレベルまでいった、というのは聞いたこと無いですね。
もちろん、みんなそれぞれ自分の方法を考えることは良いことです。
その方法でやりたい方がいれば、それでいいんじゃない?
その作り方じゃないのに、いい音してる楽器はいっぱいありますよ。

よく聞く話ですけど、50年前みたいな音が欲しくて、
そのビンテージサウンドを作る方法を探してる人・・・。
ビンテージ楽器を作っても、10年後にたぶん壊れています。

楽器製作は、子供の成長みたいです。
親はアドバイスはできるけど、結局自分自身で決めます。
人はみんな違います。木も全部違います。

いろんなビルダーのウクレレを集めたら、どれが一番いい?
みんな音が違います。みんな違うスタイルで作っています。
カマカは いつもKamakaの音してます。
Gomes はいつも Gomes。
ウクレレビルダー=つくったウクレレの90%、と思います。

Ukulele Gallery: Ko'olau Ukulele


直訳ではございません。頑張って訳してはいますが、
完全に合っているかどうかは分かりませんので、ご了承ください。
意味が間違っている場合は、ご指摘いただければ助かります!

basis records